ゆづの投資ブログ

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企業分析と小型グロース株投資について

中期投資のすすめ

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中期投資が良いと考える理由

こんにちは、ゆづ(@yudu_kabu) です。

私が中期保有を前提に投資しているのは「資金効率が良い」ためです。

デイトレ」や「長期投資」という言葉はよく聞きますが、「中期投資」というワードを使ってる人は殆ど見たことないですね。中期定義が曖昧だからかもしれません。ここでは仮として、投資期間を以下のように定義しておきます。

■スイング・・数日~数週間

■中期投資・・数週間~1年

■長期投資・・3年以上 

長期投資のメリット・デメリット

時間軸として「長期投資」こそが王道の投資方法として説明されることが多いです。なぜなら企業(市場)の成長と、配当・優待による株主還元を考慮すると、長期投資はプラスサムゲームで平均的に勝ちやすいからです。また、外部要因で乱高下する株価を短期的に予想するよりかは、企業の将来的な業績を予想するほうが的中する可能性は高いからでしょう。

長期投資が安定して利益を出しやすいにも関わらず、私は中期投資を好んでいます。それは中期であれば、投資期間に無駄が少なく、資金効率がいいと信じているからです。

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例として、上のグラフはある個別銘柄における3年間のチャートを絵にしました。3年間まるまる保有すると資産は2倍になりますが、途中様々なインパクトを受けて暴落している局面があります。このように、企業が成長するための投資・M&A等、ポジティブな理由による一時的な減益であっても、株価は下落します。そして小型の成長企業において、この先行投資は大小あれど頻繁に発生するのです。もし長期投資をしている場合、この間資金を拘束され、同時期に発生したバブル相場を取り逃す等、投資効率が落ち込む原因になってしまいます。

中期投資について

一方、中期投資ではグラフの上昇部分だけを取れば、約1年間の投資で2倍を達成することが出来ます。そんな簡単なわけない!と思うかもしれませんが、決算資料を読み込むことで、「割安な株価」にも関わらず「好決算/予想」を出しそうな銘柄を予想することは可能です。もちろん、100%的中の予想はあり得ませんが、決算短信・決算資料からヒントを見つけ出し勝率を上げられます。

 

例えば、最近(2019年3-4月)では「パイプドHD」が予想しやすい決算でした。サブスクリプション型のビジネスで、特に大きな投資をしなければ高収益の企業ですが、直近2年間は人材の大量採用で減益・下方修正しています。その結果、決算前の株価は850円と、去年高値の半分程度まで落ちていました。ここで中長期経営の説明資料を確認しておけば、来期は利益の回収フェーズに入ることを予想し、控えめに来期利益を見積もっても明らかに「割安な株価」であることを認識できたはずです。一時的な理由で下方修正し、株価が低迷しているような銘柄は、来期元の水準に戻るだけで株価が上昇するのです。

 

イプドHDが出した高い来期予想を実現できるかという問題がありますが、これは中期投資を前提とし、次の決算までに売却することでリスクを避けられます。割安な時には買い、株価が妥当な域で売却することを繰り返し、あえてガチホールドはしません。長期保有し続けることで更に上昇することもありますが、株価上昇で割安さが薄れると、相対的にもっと魅力的な銘柄が出てくるためですね。

最後に

自分の考えを文字に起こして整理したかった!という思いが第一にあるので、参考程度にしてください。絶対良い!といえる投資方法はなく、それぞれの人にあったベストなやり方があると思います。ぜひ、皆さんの投資方法も教えてください^^ 今度は、銘柄の割安さを考える基準や、中期投資に向いた銘柄の探し方に関する記事も書いていきたいです!よろしくお願いします!